2023.12.16不動産投資って少額でもできるの?少額で不動産投資する方法をご紹介
不動産投資はリスクが高そうで、興味はあるけど、踏み出せない。。と、二の足を踏んでしまっている。。そんなアナタに今回は、初心者の方へおすすめな少額でできる不動産投資方法をご紹介します。
少額でもできる不動産投資とは
そもそも少額不動産投資とは、少額でもできる不動産投資のことを指します。
従来の不動産投資というと初心者にとっては高額で手が出しにくい投資方法という印象があると思います。その原因として数百万円〜数億円といった規模の高額資金で不動産を購入しなければならないからです。
今回ご紹介する少額でできる不動産投資は、物件を購入しなくても少額から不動産投資を初めることがきます。初期投資1万円前後から100万円程度でできるものもあるため、不動産投資はリスクが高いと思って躊躇してしまっている方でもはじめやすい投資方法です。
こんな方におすすめです。
- まずは不動産投資の基礎知識を身につけたい人
- 高いリスクをとりたくない人
- 投資に興味がって初めてみたいと思っている人
- 投資後の管理や運用などの知識があまりない人
- ローンが組めない人
- 不動産以外の投資にも興味がある人
少額でもできる不動産投資の種類
1)REIT
REIT(リート)とは、不動産投資信託のことで不動産投資会社が取り扱う金融商品のことです。投資家たちから集めた資金をもとに不動産への投資をおこない、そこから得た家賃収入や不動産の売却によって生まれた利益を投資家たちに分配します。投資家は間接的に不動産のオーナーとなり、運用は不動産のプロがおこないます。
メリット
- 少額で初められる
- 運用は不動産投資のプロがおこなうので利益を生みやすい
- 複数の物件に投資するためリスク分散ができる
- 株式のようにすぐに売却できる
デメリット
- 手数料が必要
- 投資する不動産を選べない
- 不動産市場や景気の影響を受けやすい
- 高額の利回りは期待できない
REITは証券口座を持っていれば売買ができるので、株式のように流動性が高いです。また運用はプロがおこなうため、利益を生み出しやすいのがメリットです。
その一方で、REITは安定した金融商品のため高額な利回りは期待できません。さらに報酬として事業者へ手数料を支払う必要があります。景気などの影響を受けやすいことや投資不動産を選べないこともデメリットです。
はじめかた
- REITを取り扱う証券口座を開く
- 証券口座に投資資金を入金する
- REITを選択して投資する
まずは、REITを取り扱う証券会社を探し口座を開設します。証券会社によって手数料はもちろん銀行口座との連携できるかも異なるので、予め確認しておきましょう。銀行口座と連携できれば、入金の手間がかからず便利なので、手数料や銀行口座の連携などをポイントに証券会社を選ぶと良いかもしれません。
ほとんどの証券会社がWebで口座開設できます。本人確認書類データをアップロードすれば即日で利用できる証券会社もあります。
口座を開設し、投資資金を入金したら、気になるREITを選んで投資をします。安いもので10万円前後、高額なもので100万円前後の銘柄も存在します。投資先の不動産の種類や時価総額、利回りなど総合的に判断して商品を選ぶと良いでしょう。
2)不動産小口化商品
不動産小口商品化とは、ある特定の不動産に対して複数の投資家が出資する投資方法のことです。REITは投資する不動産を選べませんが、不動産小口商品化では複数のオーナーで1つの物件をシェアするイメージです。
共同購入した不動産は、不動産管理会社が管理・運用をして得た家賃収入や売却益を複数の投資家たちでシェアします。
メリット
- 投資物件を選べる
- 物件を運用、管理する必要がない
- 高額物件を少額で購入できる
デメリット
- 手数料が必要
- 物件の選択肢が少ない
- ローンが組めないため自己資金が必要になる
- 商品によっては途中で解約できない場合がある
- 投資希望者が多い物件には投資できない場合もある
はじめかた
- 不動産小口化商品を取り扱う業者を探す
- 小口化商品を取り扱う業者に資料請求または入会する
- 興味のある案件を探して応募する
- 入金をして運用をはじめる
不動産小口化商品は、運営業者と投資家が組合契約をすることではじめて運用できる投資方法です。そのため、基本的に業者の会員制度へ入会が必要になります。
3)不動産クラウドファンディング
不動産クラウドファウンディングとは不動産小口化商品の一商品で、1口1万円から投資が可能です。少額から投資できるため今注目が集まっています。そのため、発展途上なので今後の展開が読めないとも言えます。
不動産クラウドファンディングでは、不動産投資会社がweb上で資金を集め、目標金額に達成したら不動産を購入します。購入した不動産を運用して得た利益は出資者に分配されます。
メリット
- 1口1万円から投資が可能
- 投資する物件を選べる
- 利回りの高い商品が多い
- 運用期間が短い
- 運用が任せられる
デメリット
- 案件がまだ少ない
- 運用期間中は現金化できない
- 物件の価格が下落してしまうと、元本割れリスクがある
はじめかた
- 利用したいクラウドファンディングサービスに投資家登録をする
- 投資したいファンドに申し込みをする
- ファンドの専用口座に出資金を送金する
- 運用をはじめる
まずは利用したいクラウドファンディングサービスを探して会員登録をしましょう。利用するサービスによっては、送金をしてから申し込みをするケースもあるので、利用するサービスの手順を予め確認しておきましょう。無事にファンドが設立したら、運用がはじまり定期的に分配金を受け取れます。
初心者向けの少額不動産投資で失敗しない方法
1)投資先を充分調べる
利回りなどは案件により提示されていますが、すべて鵜呑みしてしまうと危険です。元本保証のない商品がほとんどのため、不動産投資会社の状況、景気や社会情勢などによって利回りが悪くなってしまう場合も考えられます。
投資を成功させるためには、以下のポイントをおさえて投資先の情報を十分に調べることが重要です。
調べるポイント
- 投資先企業の経営状況が悪くなっていないか
- 出資を募っている人の経営状況
- トラブル発生時の対策
- 投資対象の不動産が収益化できるかどうか
不動産小口化商品や不動産クラウドファンディングで投資を行う際は、マイナスに転じてしまった場合の対処方法に関して予め確認しておきましょう。
2)余ったお金を投資に当てる
投資は余剰金を使っておこなうのが基本です。貯金や生活費で投資をおこなう行為はとても危険です。元本割れリスクなど、いざという時の備えとして貯金をおこないながら投資することが鉄則です。無理のない範囲で投資を楽しみましょう。