2023.12.02民泊で年2500万稼ぐ会社員は物件をこう選ぶ
そもそも「民泊」ってなんだっけ!?
「民泊」についての法令上の明確な定義はありませんが、住宅(戸建住宅やマンションなどの共同住宅等)の全部又は一部を活用して、旅行者等に宿泊サービスを提供することを指して、「民泊」ということが一般的です。ここ数年、インターネットを通じて空き室を短期で貸したい人と宿泊を希望する旅行者とをマッチングするビジネスが世界各国で展開されており、急速に増加しています。
築古、駅遠でもOK! 稼げる部屋の条件はズバリ、コレだ!
国内的には物価が上がるけれど、海外と比べると相対的に物価は安くなっている日本国。
だが、だからこそ、海外からの観光客は日本で沢山のお金を使い、豊かな自然を愛してバケーションで長期滞在します。インバウンドが戻ってきている今からが「民泊の黄金時代」。SNSで民泊情報を発信して注目されるK・Tさんは、週5日フルタイム勤務の会社員でありながら、15軒以上の民泊物件を運営し、年間2500万円を稼ぎ出しています。では、どうやったら副業で民泊を始めて、稼ぎを出していくことができるのでしょうか?
自分が住む部屋探しとは違う
まず、大事なことは、自分の住む物件を探すときの感覚と、民泊物件を探すときの感覚は違う、ということを理解しておくことです。みなさん、自分が住む物件を探す場合は、なるべく築浅で駅近、風呂とトイレは別で、閑静な場所……といった条件になることが多いと思いますが、住む家として人気が高い物件は、民泊には回ってきません。なので、たとえば狙いどころとしては、次のような物件がアリでしょう。
- 築古で5階建てなのにエレベーターがない
- トイレが和式
- 風呂
- トイレ
- 洗面所が一緒になっている3点ユニットバス
- バスタブがない
- 最寄り駅から徒歩15分程度はかかる(ただし、道順はシンプル)
- 繁華街に近く騒音が気になる
- 日当たりがよくない
「暮らすように泊まれる」と人気の民泊ですが、何年もそこに住むわけではありません。内装がこぎれいで清潔感があることは予約増につながるのでとても大事ですが、外装が古めかしいかどうかは、海外からの観光客は実はほぼ気にしていないのが現実です。エレベーターがない、最寄り駅から徒歩15分以上かかる、繁華街が近い、といった条件も、そこに定住するわけではないので問題にはなりませんし、日当たりがよくないことも、ゲストは昼間は外で観光をしているので、マイナス要素となりません。また3点ユニットバスやバスタブなし物件にでも、海外の人は湯船に入らずシャワーだけが基本なので、ここで不評になることもほぼありません。また、トイレが和式でも、上から簡易的な洋式便座をかぶせてセットできるような商品もあるので、リカバリーすることも可能です。というわけで、自分の住まい探しであれば難色を示したくなるような条件の物件も、民泊ではネガティブに考えなくていいのです。